2017年7月25日火曜日

仙台の行事紹介 ~四季折々に魅了する~

 東北大学のオープンキャンパスには、毎年全国各地から多くの人々が参加する。せっかく仙台を訪れてくれた皆さんに仙台の魅力をお伝えするために、本記事では仙台で行われているさまざまな行事やイベントについて紹介する。




 5月の第3土・日曜日には「仙台青葉祭り」が開催される。土曜日の宵まつりでは、町中にお囃子が鳴り響き、すずめ踊りが演舞される。仙台城が築城された時の宴の席で、仙台城の石垣を作った石工達が即興で踊ったものがすずめ踊りの起源だとされている。お囃子に合わせて飛び跳ねる姿がまるで雀のようなこともあり、伊達家の家紋の「竹に雀」からすずめ踊りと呼ばれるようになった。日曜日の本まつりでは、勇壮な甲冑姿の武者行列、伊達政宗公を祀る青葉神社の神輿渡御に稚児行列、豪華絢爛な11基の山鉾巡行、すずめ踊りの大流しと続く時代絵巻巡行が行われる。

 7月下旬には「夏まつり仙台すずめ踊り」が開かれる。この祭りでもすずめ踊りの大流しが行われるが、なんと宮城野通の中央分離帯を取り外して作られた特設会場で大流しが行われる。

 8月6日から8日にかけては「仙台七夕まつり」が開催される。「七夕なのに、どうして8月なんだろう」と不思議に思う方も多いだろう。七夕まつりは本来、旧暦7月7日の行事として全国各地に広まっていた。仙台では、その季節感に合わせるために新暦に1カ月を足した暦である中暦を用い、8月に七夕まつりを行っている。期間中は街中が色鮮やかな七夕飾りで埋め尽くされ、毎年200万人を超える人々が訪れる。祭り前日の夜には「仙台七夕花火祭」が開かれ、約16000発の花火が夏の夜空を彩る。

 12月には「SENDAI光のページェント」がある。定禅寺通のケヤキ並木が数十万球の美しいイルミネーションで光り輝く。イベントのシンボルツリーは毎年変わり、趣向を凝らした光の装飾が施される。勾当台公園や市民広場には出店ブースやアイスリンクが設置される。また、クリスマス近くにはサンタクロース達のパレードも行われ、より一層クリスマスムードを高める。

 1月14日には「松焚祭」が大崎八幡宮で行われる。大崎八幡宮の松焚祭は300年の歴史を有す全国でも最大級の正月送りの行事であり、「どんと祭」の名で親しまれている。境内の一角に近郷近在より持ち寄られた正月飾りや古神札等は、日没の頃「忌火」により点火され焚き上げられる。この火は正月の間に各家庭を訪れていた神々を送る「御神火」として、あたると心身が清められ、1年間無病息災・家内安全の加護を得るという言い伝えがある。また、この御神火を目指して参拝する「裸参り」がある。白鉢巻き・白さらしを巻き、口には私語を慎むために「含み紙」と呼ばれる紙をくわえ右手には鐘・左手には提灯を持ち、市内各所から数千人が参拝する。

 ここで紹介した行事はほんの一部であり、仙台では他にも日々沢山の行事やイベントが行われている。この記事が「東北大に入りたい!」「なんとしても合格して仙台の祭りを満喫したい!」と受験勉強のモチベーションを上げるきっかけとなれば幸いだ。

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