2017年7月31日月曜日

【講義紹介】グローバルゼミ ~学生が能動的に議論・プレゼン~

 皆さんは大学の講義についてどのような印象をお持ちであろうか。先生が教壇に立ち、黒板に書かれたことを生徒は板書する。まず頭に浮かぶのはそのような光景ではなかろうか。いわゆる「座学」に慣れ親しんできている皆さんにとってはそれが当然であろう。しかし座学だけが大学の講義ではない。




 筆者が紹介する講義はグローバルゼミだ。グローバルゼミでは、先生が板書をすることはほとんどない。学生がおとなしく椅子に座って、先生の話を聞くような時間もほとんどない。この講義では、生徒が積極的に活動する。ここでは、筆者が実際に受講していた富田真紀先生のグローバルゼミの活動を紹介しよう。

 このグローバルゼミのテーマは、「日本と海外、私と他者」だ。受講者は母国と海外、さらに自分と他者の違いを知ることによって、私という存在の客観的な分析を目指す。

 講義の大まかな流れとしては、まず初めの数回で日本と海外の時事問題や文化についてグループでプレゼンを準備し、それを発表する。その後、発表についてディスカッションをし、質問を考えることで、日本人、さらには自分自身のアイデンティティについての理解を深める。そして最後の数回でこの講義で学んだことをプレゼン形式で発表する。

 これらの活動以外にも、実際に企業で働く人を招いて話を聞く。また、本学の留学生へのインタビューを行うなど、さまざまな企画が用意されており、多くの人とかかわることができることも魅力だ。

 生徒が能動的に参加する講義をイメージしてもらえただろうか。少しでも興味を持ってもらえたら幸いである。

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